AI産業OpenAI2026年9月8日 02:23

ChatGPT、AIチャット市場シェアを55.5%に回復

Similarwebのデータによると、AIチャットボット市場でChatGPTのウェブトラフィックシェアが55.5%に回復した。一方、前年同期比では73.3%から低下しており、GeminiやClaudeが存在感を高めている。なお、この数値はウェブサイトへのアクセスのみを対象としており、アプリやデスクトップクライアントは含まれない。

ChatGPT、AIチャット市場シェアを55.5%に回復

ウェブトラフィック分析サービスのSimilarwebによると、AIチャットボットのウェブサイトへのアクセスシェアにおいて、ChatGPTが55.5%を記録し、シェアを回復させた。一方でGoogleのGeminiが一時的に追い上げを見せたものの、その勢いは長続きしなかった格好だ。

ただし、この数字はウェブブラウザ経由のアクセスのみを対象としており、スマートフォンアプリやデスクトップ専用クライアントからの利用は含まれていない点に注意が必要だ。実際の利用実態を正確に反映しているわけではなく、あくまでウェブサイトへのアクセスという切り口での数値として捉える必要がある。

前年同期と比較すると、競争環境の変化がより鮮明になる。ChatGPTのシェアは73.3%から55.5%へと大幅に低下しており、他のサービスの成長がそのリードを削ってきた。Geminiはシェアをほぼゼロから倍増させ、AnthropicのClaudeはおよそ5倍近くまでシェアを拡大した。数字だけを見れば、ChatGPTが圧倒的な首位であることは変わらないものの、追いかける側の存在感が着実に増していることがわかる。

この背景には、AIチャットボット市場全体の急速な拡大がある。市場そのものが大きくなれば、後発のサービスも利用者を獲得しやすくなる。GeminiはGoogleのサービスとの連携、ClaudeはAPI経由での開発者向けの利用やビジネス向けの機能強化を進めており、それぞれが異なる強みを持って市場に切り込んでいると位置づけられる。

ChatGPTにとって、シェアの回復は好材料だ。しかし前年比でのリードの縮小は、「一強」から「複数のプレーヤーが並ぶ競争市場」への移行が着実に進んでいることを示すとも言える。今後は各社がどのように差別化を図り、ユーザーの定着を促すかが問われることになるだろう。

なお、今回の調査にモバイルアプリが含まれていないことは、解釈の上で重要な制約となる。スマートフォンからの利用比率が高まっている昨今、ウェブアクセスだけで市場全体を語ることには限界がある。複数の指標を組み合わせて競争状況を読み解く視点が、今後ますます重要になるという見方ができる。

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AI issue 編集部

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